学術研究から見えた高血圧者の動向
最終更新日 : 2026年7月9日
本市では、健診・医療・介護情報を統合的に利活用し、健康課題を明らかにすることで、保健事業を効果的・効率的に展開し、市民の健康の保持増進を図るとともに、国民健康保険の安定的な運営に取り組んでいます。
その中でも、脳・心血管疾患の主要な危険因子である高血圧の対策は、本市が取り組むべき重点課題の一つと考え、対策を進めております。
その一環として、大阪大学とノバルティス ファーマ株式会社による学術研究に協力し、本市の特定健診等のデータ解析により、健診後の血圧管理の実態に加え、血圧目標の達成につながりやすい集団の特性が得られました。また、既存の報告と比べ、本市の血圧目標値達成率は高かったことがわかりました。この知見から、より効果的・効率的な保健指導が実施できるよう取り組みます。
その中でも、脳・心血管疾患の主要な危険因子である高血圧の対策は、本市が取り組むべき重点課題の一つと考え、対策を進めております。
その一環として、大阪大学とノバルティス ファーマ株式会社による学術研究に協力し、本市の特定健診等のデータ解析により、健診後の血圧管理の実態に加え、血圧目標の達成につながりやすい集団の特性が得られました。また、既存の報告と比べ、本市の血圧目標値達成率は高かったことがわかりました。この知見から、より効果的・効率的な保健指導が実施できるよう取り組みます。
研究概要
こくほ特定健診や医療情報等について、特定の個人が識別できないよう加工したデータを用いて解析を行いました。平成28年度から令和4年度までにこくほ特定健診を2回以上受診した方のうち、健診時に血圧が140/90mmHg以上で、かつ健診前6か月以内に高血圧治療歴のない5,428人を対象としています。そのうち、次回健診時に目標血圧を達成した割合を算出するとともに、その達成に関連する要因を検討しました。
研究機関
- 国立大学法人 大阪大学 大学院医学系研究科 健康発達医学寄附講座
- ノバルティス ファーマ株式会社 メディカルアフェアーズ本部
研究業務受託機関(データ加工及び統計解析機関)
株式会社キャンサースキャン
研究責任者
国立大学法人 大阪大学 大学院医学系研究科 健康発達医学寄附講座教授 中神啓徳氏
所属学会
日本内科学会(認定医・総合内科専門医)、日本循環器学会、日本血管生物医学会(理事・財務医員副委員長)、日本高血圧学会(評議員・プログラム委員会副委員長)、日本遺伝子細胞治療学会(理事・副理事長・事務局長)、日本老年医学会(代議員)、日本抗加齢医学会(理事・総務委員長)、日本認知症予防学会(理事)、脳血管認知症学会(理事)、抗加齢再生医学会(理事)、国際心臓研究学会日本部会(評議員)、日本心脈管作動物質学会(監事)、日本血管不全学会(理事)、NPO法人血管医学研究推進機構(理事)など
研究への特定健診等情報提供に関する周知
市ホームページにて、研究参加に関する情報を公開し、個人のデータが使用されることを望まれない方は申し出ていただけるよう周知しました。
主な研究結果
- 次回健診時に血圧140/90mmHg未満を達成した割合は58.4%、130/80mmHg未満を達成した割合は18.1%でした。
- 次回健診までに降圧薬の定期処方があった方では61.4%が140/90mmHg未満を達成しました。一方、降圧薬の治療がなかった方でも、55.9%が同水準を達成しており、治療の有無にかかわらず一定割合で血圧改善がみられました。
- 決定木解析の結果、目標血圧140/90mmHg未満の達成に関連する因子がわかりました。
目標血圧の達成に関連する因子
降圧薬治療がなかった方(2,960人)
- 前回健診で高血圧の指摘がなかったかどうか
- 血圧が1度(140~159/90~99mmHg)か2度以上(160/100mmHg以上)か
- γ-GTが6.5U/L以上低下したかどうか
降圧薬治療があった方(2,468人)
- 前回健診で高血圧の指摘がなかったかどうか
- 血圧が1度(140~159/90~99mmHg)か2度以上(160/100mmHg以上)か
- 年齢が71.5歳以下かどうか
軽度の高血圧から対処しましょう!
学術研究の結果から、軽度の高血圧のころから早めに対処することで、改善しやすいことがわかりました。
家庭血圧測定や、年1回の健診受診を継続することで、ご自身の血圧の変化に早期に気づくことができます。そして、生活習慣の見直しや必要に応じて医療受診することで、適正に血圧を管理しましょう!
また、本市では、国民健康保険に加入されている方の健康をサポートするために、健診結果から医療受診をお勧めするご案内をお送りしたり、家庭訪問によるご助言を行っております。
詳しくは、健診異常値放置者受診勧奨事業のページをご覧ください。
健康を維持するポイントは、生活習慣病についての基礎知識のページをご覧ください。
家庭血圧測定や、年1回の健診受診を継続することで、ご自身の血圧の変化に早期に気づくことができます。そして、生活習慣の見直しや必要に応じて医療受診することで、適正に血圧を管理しましょう!
また、本市では、国民健康保険に加入されている方の健康をサポートするために、健診結果から医療受診をお勧めするご案内をお送りしたり、家庭訪問によるご助言を行っております。
詳しくは、健診異常値放置者受診勧奨事業のページをご覧ください。
健康を維持するポイントは、生活習慣病についての基礎知識のページをご覧ください。

