平塚市の生物多様性
最終更新日 : 2024年9月3日
生物多様性とは
生物多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。
地球上の生きものは40億年という長い歴史の中で、さまざまな環境に適応して進化し、3,000万種ともいわれる多様な生きものが生まれました。これらの生命は一つひとつに個性があり、全て直接に、間接的に支えあって生きています。
生物多様性条約では、「生態系の多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」という3つのレベルで多様性があるとしています。
また、生物多様性基本法では、『「生物の多様性」とは、様々な生態系が存在すること並びに生物の種間及び種内に様々な差異が存在すること』と定義されています。
そして、私たちの暮らしは、食料や水、気候の安定など、多様な生物が関わりあう生態系からの恵み(生態系サービス)によって支えられています。
地球上の生きものは40億年という長い歴史の中で、さまざまな環境に適応して進化し、3,000万種ともいわれる多様な生きものが生まれました。これらの生命は一つひとつに個性があり、全て直接に、間接的に支えあって生きています。
生物多様性条約では、「生態系の多様性」「種の多様性」「遺伝子の多様性」という3つのレベルで多様性があるとしています。
また、生物多様性基本法では、『「生物の多様性」とは、様々な生態系が存在すること並びに生物の種間及び種内に様々な差異が存在すること』と定義されています。
そして、私たちの暮らしは、食料や水、気候の安定など、多様な生物が関わりあう生態系からの恵み(生態系サービス)によって支えられています。
生物多様性の危機
日本の生物多様性は4つの危機にさらされています。過去にも自然現象などの影響により大量絶滅が起きていますが、現在は第6の大量絶滅と呼ばれています。人間活動による影響が主な要因で、地球上の種の絶滅のスピードは自然状態の約100~1,000倍にも達し、たくさんの生きものたちが危機に瀕しています。
日本の生物多様性の4つの危機
上記の4つの危機を受けて、日本の野生動植物の約3割が絶滅の危機に瀕しています。
日本の生物多様性の4つの危機
- 第1の危機
- 第2の危機
- 第3の危機
- 第4の危機
上記の4つの危機を受けて、日本の野生動植物の約3割が絶滅の危機に瀕しています。
平塚市の自然環境と生物多様性
平塚市では、平成17年度、平成18年度の2年間で、西部丘陵地域の自然環境実態調査を行い、結果を評価した「平塚市自然環境評価書(総合評価編)」「平塚市自然環境評価書(生物編)」を策定しました。貴重な自然環境を市民共有の財産として、次世代に引き継ぐ政策を推進する上での参考資料としています。
平塚市自然環境評価書 ~西部丘陵地域の自然~
平塚市自然環境評価書 ~西部丘陵地域の自然~
平塚市の生物多様性に関する取り組み
平塚市生物多様性保全推進事業
平塚市では、平成29年度に策定しました「平塚市環境基本計画」に生物多様性を保全する施策を位置付けてけていますが、その具体的な取り組みとなる「(仮称)平塚市生物多様性行動計画(ひらつか生物多様性アクションプラン)」を令和4年度に策定するため平塚市生物多様性保全推進事業に取り組んでいます。
平塚市生物多様性保全推進事業は、市民団体等で構成された「ひらつか生物多様性推進協議会」との協働で現状の市内の自然環境を調査、分析、評価した平塚市自然環境評価書を作成し、その評価書を基礎資料として、生物多様性の保全や活用するためのひらつか生物多様性アクションプランを策定する事業です。
平塚市生物多様性保全推進事業は、市民団体等で構成された「ひらつか生物多様性推進協議会」との協働で現状の市内の自然環境を調査、分析、評価した平塚市自然環境評価書を作成し、その評価書を基礎資料として、生物多様性の保全や活用するためのひらつか生物多様性アクションプランを策定する事業です。
ひらつか生物多様性推進協議会
ひらつか生物多様性推進協議会は、平成30年度に生物や自然環境に造詣があり、市内の里山などで活躍する「市民団体」「事業者」などによって組織されました。
令和元年度からは平塚市生物多様性保全推進事業の協働事業として、環境保全課と一緒に取り組みを進めています。
協働事業は令和元年度から令和3年度までの3年間で市内の生物調査と生物多様多様性に関する啓発に取り組み、これらの取り組みをまとめた自然環境評価書を令和3年度に作成する事業です。
ひらつか生物多様性推進協議会の活動内容は「ひらつかの生きものの命つないでいこう(PDF 4,482KB)」や下記実施状況報告をご覧ください。
・令和5年度の事業実施状況報告
令和元年度からは平塚市生物多様性保全推進事業の協働事業として、環境保全課と一緒に取り組みを進めています。
協働事業は令和元年度から令和3年度までの3年間で市内の生物調査と生物多様多様性に関する啓発に取り組み、これらの取り組みをまとめた自然環境評価書を令和3年度に作成する事業です。
ひらつか生物多様性推進協議会の活動内容は「ひらつかの生きものの命つないでいこう(PDF 4,482KB)」や下記実施状況報告をご覧ください。
・令和5年度の事業実施状況報告
生物調査
令和4年度に策定するアクションプランの基礎資料として、令和元年度~3年度の3年間で、平塚市内の自然環境を調査しています。 調査は植物、昆虫、魚類・甲殻類・貝類、両生・爬虫類、鳥類、哺乳類の6班に分かれ、それぞれリーダー・サブリーダーが中心となり、季節ごとに実施します。市内の良好な里地里山環境が残されているエリアや水辺の自然環境を調査して、その結果を自然環境評価書にまとめます。
令和元年度 陸域編
令和元年度は、「陸域」調査とし、土屋の里山をよみがえらせる会体験フィールドや吉沢、愛宕裏など、市内七つのエリアの調査を行いました。 調査結果の概要は「自然環境調査結果報告 概要版(令和元年度 陸域編)」(PDF862KB)をご覧ください。
令和2年度 水域編
令和2年度は、「水域」調査とし、金目川や相模川、海岸の四つのエリアの調査を行いました。植物、鳥類、魚類・甲殻類・貝類は、その他のエリアとして、それぞれ数地点を設け実施しました。
調査結果の概要は「自然環境調査結果報告 概要版(令和2年度 水域編)」(PDF2,022KB)をご覧ください。
平塚市自然環境評価書
令和元年度から行ってきた市内の生物調査の結果をまとめました。
確認された生きものの一覧や、調査エリアごとの詳細など、盛りだくさんの内容です。
確認された生きものの一覧や、調査エリアごとの詳細など、盛りだくさんの内容です。
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概要版は評価書の内容を30ページに集約しています
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このページについてのお問い合わせ先
環境保全課
〒254-8686 神奈川県平塚市浅間町9番1号 本館5階
直通電話:0463-21-9764(環境指導担当)/0463-23-9969(環境対策担当)
ファクス番号:0463-21-9603